前回までは「先生の学校」の教育ツアーについて書いていたのだけれど、
後半はオーロラを見るために、北極圏へ北上したので、そちらについても!
【8日目】はじめて北極圏に足を踏み入れる
さぁこの日はヘルシンキのホテルを移動して、さよちゃんと合流!
さよちゃんとは3月のいなフリで会った以来なのに、1週間旅できちゃう不思議!笑
何気ないお誘いを覚えていてくれて、本当にロンドンから来てくれて嬉しい限りだ♫
そしていつもながら、やっぱり朝はバタつく笑
飛行機に乗り遅れそうなギリギリの移動に、改めて海外では時間に余裕を持って過ごしたいなーと反省。
焦ってる時間、不安な時間がいちばんもったいないよね。
どうせならその時間はワクワクに使いたい!
そしていよいよ、ヘルシンキからイバロへ!
約1時間半のフライトで北極圏に到着!
なんか空港も可愛い。。
そして北極圏までこんな簡単に来れてしまうことに感動。。。
私たちが泊まるコルピカルタノは、公共交通がないので、プライベート送迎!
お兄さんはベルギー出身らしく、自然が好きでバイクでイヴァロに来て、そのまま住み着いてしまったんだそう笑
コルピカルタノ素敵すぎるやんか。。
派手じゃないのにちょっとしたセンスが効いてる。。
ベッドとかテーブルとかカーテンとか食器とか、見てるだけで可愛い。
自然をモチーフにしたデザインだから、フィンランドの自然の風景によく合うんだろうな。
PENTIKっていうブランドがメインで使われていて、トナカイのモチーフがすっごい可愛かった。
夕食もそんなに品数が多いわけじゃないんだけど、フィンランドらしいお食事で、どれも美味しい。
サウナも1日1時間貸し切れるので、好きなときに自分たちだけで楽しめる。
お部屋にキッチンもあるので、ちょっと一息したいときは、お茶を入れてのんびりできる。
この日はお天気が微妙だったので、そのまま眠りにつくことに。
オーロラだけを目的に来たはずなのに、オーロラが見れなくてもすっごい満たされた時間がそこにあることに気づいて、とても不思議な気持ちになった。
私たちは本当は、ただ日々を過ごすだけでも幸せなんだなー
フィンランドはこういう癒しと気づきをちょいちょい与えてくるからハマってしまうのだ。
【9日目】迷っても焦らなくていい。どっちも正解だから
この日は朝からレメンヨキ国立公園をお散歩!
森のマイナスイオンに癒されるー
空気がきれいだと、雨も雪も気にならないんだね。
ペッカが教えてくれた通り、ベリーを摘んで食べると元気になる!
途中道に迷って焦ったけれど、結局どっちに行っても正解だったみたい。
人生と一緒だね。
先が分からないことを不安がるより、新しい道に進めた自分を褒めていい。
どうせならその場所での時間を楽しんじゃえばいい。
結局いつかは辿り着くのだから。
森を歩いて、お茶して、サウナで温まって、もうこの上なく贅沢な時間だなー
教育とデザインとオーロラが目的だったけど、実際は豊かな森と幸せな生き方を見せられる旅だ。
もし、いなフリ行ってなかったら、わたしはここに来てない。
あのとき、一緒に行ける人に出会えてよかったなーと。
人生はどう転んでも素敵なのかも。
【10日目】旅はもっと自由でいい
この日は予定がなかったので、ただひたすらにのんびりすることに!
(オーロラが見えると夜寝れないので、ここでは昼間は予定を入れないものらしい)
不思議なことに寝ても寝ても寝れるんだなー。
森の癒しがすごくて眠くなるのだ。
そして、フィンランド人がサウナにハマるわけがわかる気がした。
芯からあったまるし、とにかく気持ちがいい。
旅先でこんな風に過ごせるのってめちゃくちゃ贅沢じゃないだろうか。
この時間を一緒に過ごせる人がいるって最高だなー
と思うと同時に、最近旅のカタチが変わってきたなとふと思った。
いや元々そうだったのかな?
いろんな場所に出かけて、そこにある観光地を見るだけじゃなくて、その場所に生きる人たちが何を大切にしているのか知るのが楽しい。
ひとつ変わったのは、自分自身が旅先でのんびりできるようになったこと。
食べすぎないこと、よく寝ること、動きやすい服で出かけること。
無理しないこと、何が起きてもOKと思うこと。
気をつけるけど、自分を相手を縛りすぎないこと。
これができれば、旅はもっと自由になるし、想像以上の楽しさがやってくる気がしている。
【11日目】サンタクロースの街はやっぱりワクワクが詰まってた
コルピカルタノを早朝に出発したら、今度はバスで5時間、ロバニエミへ!
荷物を置いて、サンタ村に到着!やっぱ夢あるー♡♡
そんな大きな施設ではないので数時間あればまわれるけれど、とにかくすべてが可愛かった。。。
おすすめは、サンタクロースとの写真、そして、手紙を出すこと!
こちらのポストは「Now(今すぐ届ける)」「For Christmas(クリスマスの日に)」の2通りから選べるので、私はそのときの楽しい気持ちを詰め込んで、自分に手紙を書きました!(もちろんFor Christmas!)
どうせ?と思ってたけどやっぱ童心に帰らせてくれる場所だった。
こんなに簡単に北極圏に行けるとは。。。(何回目w)
さらなる北極圏から来たんだけど(イヴァロからロバニエミに行くには南下するのです)、ロバニエミは「ここから北極圏」の街。
なので、「北極圏に来たよ!」の証明書とか発行してくれます。
そこのメッセージが素敵でメモメモ。
「極夜は暗やみではない、そこにあるのは落ち着いた、平和と静寂の時間」
そうだね。夜があるから朝がくる。
ここでは日が昇らない時期があるから、その中での楽しみ方を見つけて来たんだね。
フィンランドは日照時間が少ないからうつになる人も多い。
でも、寒いからこそお家で過ごす時間が多くて、その時間を大切にしてきたんだと思う。
気持ちを明るくしてくれるデザインとか、おしゃれなティーセットとか、そういう環境でこそ生まれたものだよね。
そういう文化を知ってから見るフィンランドデザインはまた趣深い。
夜はモイモイ号でオーロラ観測へ!
でもこの日も天気が悪くて結局オーロラは見えず。。
でもなんかめちゃくちゃ幸せな時間だった。
コタでソーセージ焼いたりホットジュース飲んだりしてほっこり。
基本コタで待機しながら、たまに外に出て空を眺めるんだけど、びっくりするほど寒かった笑
コルピカルタノの方があったかかった気がするのは気のせい?w
でも絶対また行くんだ!
オーロラ観測にハマる人の気持ちがわかる気がする笑
今回実は1日早く北極圏に入っていたら見れたかもしれなくて、3日遅く滞在していたら見れたかもしれない。。
9月はオーロラチャンスが多い!と言われはしたけど、こればっかりは運だからね。
でも、ただそこにいるだけで癒される場所ってわかったから、オーロラが見えなくても幸せな旅だったなー
次はガラスイグルー(寝たままお部屋からオーロラが見えるやつ)に泊まりたい!
【12日目】フィンランドにさよならを。そして
さてもうあっという間に最終日!
そして帰りに寄ったPENTIKのお店が可愛すぎた・・・
ヘルシンキでさよちゃんと再合流&さよならして、成田へ!
(そしてそのままわたしは会社に行くのです・・・)
あんなに地上は曇ってたのに、雲の上に出るとあっけなく晴れてるんだよなー
煮詰まったときこそ、高い視点を忘れたらダメだな、と。それから執着も。
今回の旅で、チェコ、オランダ、中国、本当に色んな人と話した気がする。
オーロラを見るために、南アフリカからパレスチナから色んなところから人が集まってきてて。
拙いわたしの英語でもコミュニケーションできちゃうって改めて思った。
やっぱり英語もう一回勉強しようかなー
わたしの原点でもあるイギリスにも、またいつか行けたらいいな、とふと思いました。
想像以上に長くなってしまった。。。
けれど、たった2週間過ごしただけなのに、わたしにとってはとても大きな気づきを与えてくれて、「豊かな人生を生きるって何だろう?」って考えさせられる場所だった。
忙しい毎日を過ごしていると、つい、いろんなことがおざなりになってしまうから。
豊かな自然と美しいアート、温かい人たちに囲まれていれば、きっと毎日は幸せ。
もっとふんわり優しく生きられるようになったらいいなー。