突然なのですが、Oisixのキットで手づくり味噌というのがあって、意外と簡単にできそうだったのでトライしてみました。(写真の白いのは塩です。笑)
以前、断食に行ったときに、お出汁がある生活っていいなーと思い。
普段だと味が濃いものを食べてて、お出汁の旨味って意外とわからなかったりするけれど、
感覚が研ぎ澄まされたときに触れた、お出汁のいい匂いと優しい旨味が感動で。
でも思い出してみれば、かつおや昆布やいりことかってお母さんは使い分けてたよなーと。
改めて母親ってすごい。笑
その後、味噌汁のレパートリーを増やしたくて、「味噌汁専門店のおかず味噌汁100」というレシピ本を買ったのだけど、ここにきて味噌までつくる羽目になってしまった!笑
(自炊するようになって思うけれど、やっぱり日本食の中心はごはんと味噌汁だと思う)
ちなみに使った食材はこれだけ!
(私は容器込みだったので4,000円くらいでした)
- 煮大豆 1000g
- 米こうじ 800g
- 塩 200g
作り方もとっても簡単!
- こうじをほぐして、塩とこするように混ぜ合わせる
- 煮大豆を湯煎で柔らかくして、袋の上からつぶす
- こうじと塩、つぶした煮大豆を混ぜ合わせる
- ボールくらいに丸めて、保存容器に敷き詰める
- 塩を重ね、ラップをして重石を乗せる
5つの工程で40分くらいで、一度仕込んだら、あとは涼しい場所に置いとくだけ。
半年後に、空気に触れさせて、発酵を促すことで味噌の風味がアップするらしい!
そのことを「切り返し」というらしいのだけど、ここからはもう食べられるらしい。
半年を迎える間に梅雨があるから大丈夫かな、、、とドキドキしつつ。
次開けるのがすっごく楽しみ。
そして、その時に自分がどんな世界にいるのかも楽しみ。
どうせならと思って、「ありがとう」の気持ちと、半年後のことをふんわり考えながら、まぜまぜしてみた。
防カビ剤を一切使わないので、なるべくカビないようにするには、きちんと殺菌することと、あとはマイナスの感情を入れなければいいのかな?と思ってみたり。
無心でまぜまぜしているうちに、これって何だか余祝みたいだなーって思って。
半年後に美味しい味噌ができますようにって。
半年後にはこういうことしてて、こういう環境で笑ってたいなーって。
もしかしたら昔の人たちって、こうやって先の未来に願いをこめていたんじゃないかって思えてきた。
(ちこさん流にいうと、幸せを見立てる、という感じだろうか)
昔、実家にたくさん梅の木がなっていて、梅雨の時期になると、木に登って梅取りして、その後梅干しとか梅酒とか梅酢とか色々つくっていたのだけど、それってすぐ食べるわけじゃなくて。
その時は実りに感謝して、今度は美味しくなるように、心を込めて調理する。
それを開ける時の幸せな気持ちを想像しながらつくる。
お米はよくそういう祈りを込めて、豊穣を祝って、さまざまな催しをしているイメージあるけれど、よく考えたら他のこともそうだなーって。
食事って、早いこと・楽なこと・安いこと、とかが優先されてしまっているけれど、手をかけること、時間を置くことで、生まれる価値がある。
昔の人たちの生活が豊かだった理由が少しだけわかった気がした。
今目の前にあることを大切にしつつ、食べるものや身の回りのものに心を配って、幸せな未来を想像する。
生活って本来はそういうことだよなー
あと、大切にすると、大切にされる気がする。
オシャレ着とか手洗いしてると思う。
あぁ、この服、あのとき着たなって。もっと大切に着ようって。
こうやって本当に大切にできるものって、自分が思ってるより少ない。
わたしは今、本当に大切なものを大切にするために、片づけをしてるのかもしれない。
実家から大量に届いた柚子で冷蔵庫がパンパンだったので、この日はゆず茶もつくってみた。
なんだか心がほわんとなった、いい1日だったな。
2月だけど日差しが暖かくって気持ちよかった。